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(null)ノート問題についてのお詫びとご報告

10月 26, 2014

v2.9.8以降のRainbowNoteに、2文字分のサイズを持つ特殊文字(絵文字等)をタップして編集を開始した場合、ノートの保存時に本文がすべてまたは一部、消失しうるバグが存在しています(※1)。被害にあったノートは、リスト上で(null)と表示されます。

この不具合により、ご迷惑をおかけした方にお詫び申し上げます。

ノートが(null)となる原因は、エディタ内でのRainbowNoteのカーソル制御の不備です。
iOSが扱うユニコード文字には、1文字を表現するにあたり、2文字分のエリアを必要とする特殊文字が含まれます。
シングルタップ時のカーソル制御で、この特殊文字への配慮が欠けていたため、2つで1セットのこの文字が分断され、単体では存在しない文字が2つ、テキスト内に出現するケースが発生しました。本文はデータベースへ保存できない不正なものとなり、本文の代わりに、データ自体が存在しないことを示す記号、(null)が保存される結果となりました。

今後はこのようなことが起きないよう、より一層の配慮を持って開発に当たらせていただきます。また、この不具合への修正対応として、以下の対応を行わせていただきます。

  1. 原因となったエディタ上のカーソル制御の修正
  2. 上記の存在してはいけない文字が含まれるテキストが生成された場合にも、データの消失が起きないよう、不正な文字のチェックおよび、存在する場合は、不正な文字を除去してのデータ保存の実施
  3. (null)ノートを開いた際にクラッシュする不具合の修正

この不具合を修正した新バージョンを、昨日10月25日、Appleの審査に提出いたしました。ご不便、ご迷惑をおかけしますが、修正版の公開まで、もう少々お待ちください。
また、それまでの間、ノートの編集にあたっては、絵文字の上をシングルタップして編集を行わないようお願いいたします(※2)。

※1 ノート内の写真はこの不具合の影響を受けません。また、データ管理の構造上、ノートに写真が含まれる場合は、本文の一部も影響を受けずに残るケースがあります。
※2 絵文字が分断された場合は、「完了」ボタン等でノートの保存を行った後に初めて、エディタ上に不正な文字を示す「四角で囲ったA」が1文字につき2つ、出現します。万一、分断を行ってしまった場合は、リストへ移動したり、別のノートを表示せず、その場でこの文字をすべて削除してください。